当協会は、昭和23年6月に財団法人として設立し、平成24年4月には公益財団法人として新たなスタートを切ったところです。
これまでの間、県民の生命・財産を守る消防職・団員の活動支援や消防防災思想の普及啓発など、地域の安心と安全を支える活動を行ってまいりました。
未曾有の被害をもたらした東日本大震災以降も、毎年のように人々の生命・財産を脅かす災害が全国各地で発生し、災害も大規模・複雑多様化しています。こうした中で、災害そのものは避けられなくても、被害をできる限り抑える減災が重要とされています。減災対策は、日頃から地域が一体となって推進する必要があり、その際、消防の果たす役割は益々大きくなっています。
一方、消防団は、団員の減少や高齢化等の問題を抱えており、平成25年12月に制定された「消防団を中核として地域防災力の充実強化に関する法律」を生かし、地域活動を担う人材育成や消防団員の加入促進等を図っていく必要があります。
当協会では、今後とも千葉県及び防災関係機関と連携し、県民の皆様に防災や消防の重要性に関する啓発・普及活動を行うとともに、地域の安心・安全の確保を目指し、消防職・団員の消防防災知識、技術、活動能力の向上と士気高揚のための事業などを実施してまいります。
このホームページを通じて多くの皆様に、消防職・団員の活動や当協会の取組等をご理解いただくとともに、地域の様々な消防防災活動にご参加・ご協力いただければ幸いに存じます。
なお、当協会の事務局については、平成30年度末に、市原市菊間にできた千葉県消防学校内に移転し、平成31年4月から業務を行っているところです。
今後とも地域の安心・安全に貢献できるよう全力で取り組む所存ですので、令和の時代も引き続き皆様のご支援・ご協力を心からお願い申し上げまして、挨拶といたします。
公益財団法人千葉県消防協会
会 長 石 橋 毅